2011年 04月 19日
2011年模競第2戦 1/700洋上ディオラマ -2 |
No.8 小笠原英晃さん 「凱旋」 (フジミ赤城) 23ptで堂々1位!
真珠湾攻撃を終えて母艦に帰投着艦中の情景です。イメージソースは真珠湾攻撃隊の着艦中の戦時中の写真です。フジミのエッチングは、量も多く細かくて老眼の身にはつらい作業になりました。昨年12月より製作開始。何度もめげながら何とか形になりました。着艦体勢の97艦攻はフラップを下げ、プロペラは包装材のセルロイドをポンチで打ち抜いて作りました。
追加工作
舷外電路:プラストラクトのプラ材
マントレット:のばしランナー
艦橋アンテナ・旗ざお・後部甲板筋交い:0.3mm真鍮線
水平・飛行兵・将校:ゴールドメダルエッチング
軍艦旗・信号旗:TAIROMODEL
着艦体勢の97艦攻、フラップ・プロペラ:プラ板
海面:5mmのスチレンボードにアルミ箔・リキテックス各種
排煙:わた
いや~、さすがですねー。うまいです。模型誌作例できますよー。プロペラの回転が下がっている様はお見事! 今度は1/35で戦車! こうはいきませんかー?
No.9 清水喜隆さん 「発艦準備」 (アオシマ) 15ptで同率2位!
貼り線は伸ばしランナー。人は0.2ミリ真鍮線です。ヘリはフジミの米国艦載機セットのものです。
好感の持てる仕上がりとなっています。フィギュアの作り方は、これ位の人数なら自作ってことですなー。高いエッチングより「人間らしい」です。模型誌に求めるのはこういうことなんだよなー。真鍮線とゼリー状瞬接でできるじゃない。
No.10 アール・マッキーさん 「漢たちの長門」 (フジミ) 1pt
製作開始から破損や部品の紛失の嵐でしたが、失った部品やモールドの再生を重点に製作しました。
初めての艦船模型でしたが、時間切れで中途半端な形となってしまいましたが、何とか勇ましい雰囲気を出すよう努力致しました。
紺野氏と徹夜をするも、惜しくも未完。堂々巡りのタイムロスを失くせば間に合ったかも。今後はその点に留意して製作されますように。最後まで仕上げようネ。
No.11 紺野直樹さん 「なんとなくヒエイ」 (フジミ) 4pt
大体7割5分の仕上がりです。
・・・・。お二方とも、時間までに形にならないだろうと思っていましたが、「なんとなく」形にはおっつけました。
いやー、罪な道場ですよねー。初めてで、中級クラスの人に上級以上のことを要求するなんて、と思っていたら間違いです。この修羅場を通り過ぎた方々は、1/35ではすんなりと事が運ぶはずです。それが主眼の一つでもあったりしたのです。もう1隻いきますかー???
No.12 黒田泰孝さん 「平成11年3月23日 能登半島沖不審船事件」 1pt
並みの土台部分は紙粘土。波のベースはアルミホイール。波頭にはテクスチュアルグラスビーズを数回にわけて盛り付けた後に塗装しました。能登半島の沖合いの荒々しい波のうねりを表現できたつもりです。
もう10年になるのかー。アオシマのをベースに結構手を入れて製作しましたね。海面は一考を要す。この角度はイイ感じですが、上から見ると日本の漆喰壁みたいですゾ。
時間外 木村行男さん 「翔鶴」 (フジミ)
説明書の通りに組み上げました。
時間外でよかったと思った方々も多かったのでは?これで道場上級入門でござる。
参考出品 出直し店長 「雷跡っ!」 (フジミ) 0pt
フジミのクリヤーパーツちょっと?。 零戦のは湯流れ不良か、欠けていました。油絵の具で海面を着色し、カンソウゴにリキテックスのジェルメディウムやグロスポリマーメディウムで水のキラキラ感を出しました。海面ベースのセラミックスタッコのボコボコ感を失くすにも効果があります。
以上。いかがだったでしょうか。
今回苦労された方々も、必ずや他のジャンルのモデルに生かすことが出来る「何か」を掴んだことでしょう。
模競第3戦は9月頃を予定しています。それまでは、6月中旬のオリオンモデルズコンテスト(これは外せないでしょう)や東武タミヤモデラーズコンテスト、JMCコンなどの重賞コンがあります。こういったコンにドンドン参加して武者修行してみてはいかがでしょうか。
オリオンモデルズでは、そんな人たちを応援しています。個人で楽しむものなんですけど、たまには気張ってみるのもよいと。 今月末から来月初旬はゴールデンウィークです。オリオンの模型制作スペースをぜひご利用ください。特別講習もお受けいたしますゾ!
さぁー、新紀元社さんのを終わらせないとっ!
by shisyo_orion
| 2011-04-19 17:50
| 完成したぞ!